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2006年1月

改訂:2006/01/24

2006/01 1アマ免許が届く

 手前がラミネートされた1アマ免許証、後ろは左から電話級、電信級、2アマの各免許証。 図らずも、すべてのクラスの免許証を取得してしまった。



 昨年後半に、今もっている従事者免許(2アマ)があれば、1アマの実技試験が免除されることを知り、思い立って1アマを受験することにした。

 まずは10月初旬に日本無線協会から国家試験申請書を取り寄せる。 受験料\8,980は結構高い、実技免除でも受験料は安くならないようだ。 郵便局で振り込んでから日本無線協会近畿支部宛に受験申請書を送付する。

 なかなか受験票が届かないなぁ〜と思っていたら、11月中旬過ぎてからやっと受験票が届く。 その間、勉強を始めなきゃとは思いつつ、なかなか手につかない。とりあえずは、インターネットに過去問題と回答を集めたサイトがあったので、ダウンロードして印刷しておく。 平成14年4月から平成17年8月分まで11回分の無線工学と電波法規の問題と回答を入手した。両面印刷しても結構な量である。

 さて、受験票も届いたので、やっと勉強する気になる。 あと20日ほどで、とにかく、過去問題を完全にマスターすることにした。まずは問題にすべて回答を書き込み、電波法規はこれを何度も読み直して覚えこむ。 受験票には電卓持込について書いていなかったので無線工学は1問ずつすべて手計算で答えを出して確かめながら覚えこむ、後で、電卓持込は駄目だとわかったので、これでよかったことになる。いくつかの問題は、原理・法則・公式がなかなか思い出せず、そういったものはインターネット検索で原理・法則・公式を確認、ひとつずつ確実にこなしていく。

 12月に入ってからやっと勉強に熱が入ってくる、無線工学も電波法規も3度ほどレビューした。 最後にパソコン上で(紙は回答を記入してあるので)問題を時間計測しながらもう一度レビューしてみた。 これで、一応、満足のいく所まで事前勉強できた。無線工学などを勉強するのは本当に久しぶり、複素数の計算などは実に何十年ぶりだろうか?

 さて、受験当日、足先用カイロを貼り付け、ポケットにもカイロを入れて、寒さ対策万全で少し早めに出かける。 20分前には受験会場に着いた、皆、受験用の勉強本を熱心に読み直している。 こちらは過去問題をA4用紙に印刷したものをクリップで挟んで持ってきただけ、大丈夫かなと一瞬不安になる。

 午前中は無線工学、問題は3問ほど過去問題に出ていないものがあった。 また、同じ問題でも少し質問の仕方を変えているものなどがあった。 ほとんどは「すらすら」とできたが、過去問題に出ていなかったものは、若干てこずった。 昔、習った公式などがあやふやにしか思い出せず苦労した。 午後からの電波法規は、ほぼ予習の範囲内、配られて30分ほどですべてできてしまった。 退出できる1時間まで何度も見直しておいた。ほとんどの人が退出可能時間になると、立ち上がっていた。

 終わった後、せっかく、大阪市内まで来たので、日本橋によってから帰ってくる。 数日後、インターネットに回答を載せているサイトがあることを知り、早速、答え合わせしてみる。 無線工学は150点満点中131点、やはり、過去問題に出ていないところで2問間違っていた、それ以外にケアレスミスが1問、B問題で4箇所ミスがあった。電波法規は125点満点中125点全問正解だった。 合格ラインは無線工学/電波法規が105/87点なので、問題なくクリアの様である。

 年末押し迫って合格葉書が届く、大丈夫だとは思っていたものの、やはり、ちゃんと連絡が来ると安心する。 早速、従事者免許証の申請をする。

 年が明けてインターネットの受験サイトを見ていると、1/20過ぎには免許証が送られてくるとの書き込みがあったので、そろそろかと思っていたころにやっと郵送されてくる。 黄色の返送用封筒にラミネートされた「安っぽい」免許証だけが入っており、送付案内も何も入っていない。省力化なのか? それにしても、昔の免許証は「本当に努力して手に入れた!」と実感できるようなつくりの免許証だったが、なんとも頼りない免許証である。 まあ、免許証があればそれでよいのだけど。

2006/01 DDS-VFOを箱入れする

 デジットでちょうど良いケースを破格の安売り(在庫処分?)していたので買って来る。これにバラックのままだったCytecのDDS-VFOを箱入れする。

DDS-VFO ケース加工図(LZH圧縮) Canon-iP4100で原寸に印刷されます

 左は穴開けし終わったケース、例によって印画紙に印刷した化粧パネルが貼り付けてある。
 右はケースに入れ終わって完成したところ。

 パネルサイズはちょうど良いが、中はガラガラ。
 左は前方上部より、基板GNDはBNCでケースに落とした。何もついていない穴はアクセサリーコネクタ用。
 右は後方上部より。

 左は DDS-VFO の出力を QRP Digital Power Meter で測定 9.8dBm を表示している
 右はオシロでのモニタ波形、約2Vp-p (0.5v/cm 0.05uS/cm)

 左は DDS-VFO の表示部、サンプルプログラムで動作させて21MHzを表示している。
 右は IC-756PRO で見たスペクトル、実際には 21-12=9MHz が出力されている。若干モアレが出ている!

2006/01 Pocket L/C Meterを箱入れする

 バラックだったストロベリーリナックスのPocket L/C Meterにピッタリのケースが見つかったので、箱入れする。

Pocket L/C Meter ケース加工図(LZH圧縮) Canon-iP4100で原寸に印刷されます

 Pocket L/C Meterはこんな感じ、左は基板、右は穴開けし終わったケース

 ケースに入れたところ、右は裏蓋を開けたところ、基板にピッタリのケースだ
 手前は接続用クリップと陸軍端子用アダプタ、圧着端子にM2ビスを半田付けするとクリップにピッタリ

 ケースに入れ終わったところで、手持ちのいくつかのCとLを測定してみました。ものによっては表示数値との誤差が結構あるようです。
 右端の精度の欄の記号はストロベリーリナックスが言っている測定精度で、◎は安定して測定可能、○はやや誤差が増える、△は発振周波数が安定せず誤差が大きい、となっています。
 実際の測定では、マイラーとインダクターはすぐに安定した表示値になりますが、セラミックは発振周波数がなかなか安定せずに変動して測定しにくいようです。
 右は測定中のセットと使用した部品。手前左から、セラミック、積層セラミック、マイラー、後列はインダクター。

2006/01 USB-PC-TRX-I/Fの予備実験

 おとそ気分もそろそろ抜けてきたので、ごそごそと小細工を始める。
@シリアルI/FがPCからなくなりつつある
AUSB関係の機器が安くなってきた
B現在のSSTV-IFはPCとの間を長いケーブルで接続してある
CSSTVのみでなく、汎用のPC-TRXのI/Fが必要
D既存のアプリ(MMSSTV,MMTTY,MMVARI,HAMPALなど)がそのまま使える
などの理由・条件で従来のSSTV-I/Fに代わり新たなPC-TRX-I/Fを製作することにした。
 PC-I/FBoxの間はUSBケーブル1本で接続し、I/FBoxの中にUSB-HUB、USB-Audio-I/F、USB-Serial、ICOM-CIV-I/F、Audio-TRX-I/F、Audio-Key-I/F、Mic-HeadPhone-I/F、PTT-I/Fなどを一括して押し込める方針で設計する。
 日本橋で超小型のUSB-HUBとUSB-Audio-I/Fを安価に手に入れた。 USB-Audio-I/FはUSB-HUBとの併用は保証無しとマニュアルに書いてあったので、予備実験する事に。
 PCから引き出したUSBケーブルをUSB-HUBで分岐、USB-Audio-I/FとUSB-Serialに接続、Audio入出力とSerial入出力を従来のSSTV-IFと接続してテストする。
 USB-HUB経由でも特に問題なく動いているようである。Audioのレベルはかなり違うが、その他の点は問題ないようである。 これぐらいの測定なら、パソコンとフリーソフトのWaveSpectra、WaveGene などでデータを集めることができる。
 MMSSTV,MMTTY,MMVARI,HAMPALなど、これで、ほぼ動作は問題ないようなので、後は、これらを一つのケースに入れ込むことにする。

 予備実験の様子、左側の青色のものがUSB-HUB、2-portだけ使って残りの左2-portは空き、手前の銀色のものがUSB-Audio-I/F、右側奥の裸基板がUSB-Serial



 左:USB-Audio-I/FのMIC端子の入力特性(WaveSpectraの画面、以下同じ)、結構フラットである。
 右:MMSSTVで1750Hzのトーンを出したときのUSB-Audio-I/FのPHONE端子の出力レベル。

 左:MMSSTVで1750Hzのトーンを出し、ALCが効き始める直前のIC-756PROのMOD端子への入力レベル。
 右:10MHzのBPMをCW-MODEでS9で受信したときのIC-756PROのAF端子の出力レベル。

 左:MMSSTVで1750Hzのトーンを出し、ALCが効き始める直前のIC-706MKIIGのMOD端子への入力レベル、HFおよび430MHz。
 右:7MHzのCWをS9で受信したときのIC-706MKIIGのAF端子の出力レベル。

 左:MMSSTVで1750Hzのトーンを出し、ALCが効き始める直前のIC-706MKIIGのMOD端子への入力レベル、なぜか144MHzだけはレベルが違う。
 右:パソコン用ヘッドセット付属のエレクトレットコンデンサマイクの出力レベル、左側の山は「ただいまテスト中」右のピークは口笛(小さめで吹いた)。

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