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2006年7月

改訂:2006/07/24

2006/07 マイクスタンドの製作

 ここのところ、家事が忙しくて、なかなか製作に手が出せていませんでしたが、小物を作ってみました。
 通常の交信には、前にも記述しました様にパソコン用のヘッドセットを使うのですが、最近、ヤフオクで新しいマイクを入手したのと、部屋を整理していたら、昔のマイクが出てきたので、ちょっと使ってみたくなってマイクスタンドを作ってみました。
 ラックの机の上にスタンドを置くと、狭くなるので、ラックのパイプに固定して、アームで引き出し、フリーストップ型の構造にしてみました。それでも、結構大きなサイズのマイクですので、予想以上に場所をとります。
 暑くなってきたので、なるべく、力仕事は無しで、安くて入手しやすいパーツを組み合わせて作ってみました。左下の写真は一応完成した物をラックのパイプに取り付けたところです。各部品がわかりやすいように、バックに白紙を置いて撮ってみました。
@ラックのパイプへの固定には25Φ用のΩ型金具とフラットの金具を組み合わせました。
Aラックからの引き出し型のアーム部分には180mmの金具を使いました。
Bフリーアームの先端にはL型の金具を使い150mmのフラット金具を使いました。
C各接続部にはM5のボルト・ナットを使っています。
Dマイク取付部には、業界標準の一つである、ユニファイ W 5/16 のボルトナットを使っています。
E取り付けられているマイクは、左がクラリオン(懐かしい)EMA-025、右がテクニクス(これも懐かしい)RP-V220(ステレオ用)です。左のマイクは自重が250g程度、右のマイクは自重が50g程度でバランスが取れないので、右のマイクには7つのナットを重石代わりに瞬間接着剤で固定しています。結構な重量になったので、フリーストップの部分が、かなり厳しくなりました。
 右下の写真はマイク取付部のクローズアップです。

   左下の写真はアーム部です。
 右下の写真はフリーストップ部分のクローズアップです。「ボルト・固定側金具・スプリングワッシャ・ナット・平ワッシャ・可動側金具・平ワッシャ・スプリングワッシャ・蝶ナット」の順で組み立てて居ますが、マイク部分が結構な重量なので、うまくフリーストップ状態にするには、蝶ナットをきつく締め付ける必要があります。

2006/07 PC-TRX-IF の SW-BOX の4-Ch化

 PC-TRX-IFのSW-BOXは2チャネルの切換でIC-756PROとIC-706MKIIGを接続すると他の機器には接続できません。そこで、このSW-BOXを4チャネル化してみました。

PC-TRX-IF の SW-BOX-2の回路図(png、拡大して見てください。戻りはブラウザの「戻り」で)

PC-TRX-IF の SW-BOX-2基板配置・ケース加工図(LZH圧縮) ケース加工図はCanon-iP4100で原寸に印刷されます

 4チャネルにしたのは、6回路のロータリスイッチが4接点の物までしか手に入らなかったからです。回路は、単に、2チャネル分の切換回路を追加しただけです。
 コネクタ配線が結構細かくて面倒なので、「ずぼら」して、コネクタを外さずに、追加の穴開けをしてしまいました。左は前から見たところ、右は後ろから見たところです。まだ追加の配線はしていません。

   新しいロータリスイッチを取り付けて、追加の配線をし終えたところです。6回路4接点で合計30個の端子がありますので、結構、配線が混み合っています。順番を考えて配線していかないと後から半田ごてが入らなくなって大変なことになります。 右はカバーをしたところです。前から見ると、切換ポジションのパネル表示が増えただけで、他は変わりません。早速、追加のトランシーバを接続してみます。簡単に切り替えできてすべて同じパソコンから制御でき、またヘッドセットも同じ物を使えるので便利です。

2006/07 シャックに換気扇を取付、シュラウドの製作

 夏が近づいてきてシャックの気温が上がり気味です。少なくともパソコンとIC-756PRO、IC-706MKIIGは常時点けていますので200〜250Wは使っているのではないかと思います。(パソコンの消費電力って仕様書に書いていないのですね)頻繁に送信したり、他のセットも動作させると、もっと使っている事になるのではないでしょうか? パソコンとトランシーバを乗せているラックに発熱物が集中しているので、これを一気の排気しようと考えてみました。
 左の写真は、換気扇を取り付けたところで、ラックの右端がこの窓際に近接します。換気扇は居室・窓用の25cm9枚羽根の物で、吸排気両用です。消費電力30Wで排気量は12.9立方メートル/分です。騒音は41.5dBで若干うるさいかもしれません。これだけでは排気効率が悪いので、ラックからうまく排気できるように、シュラウドを作ってみました。
 100均でダンボール・プラシートと言う物を買ってきました、シートの構造はダンボール状で素材はPP(ポリプロピレン)で出来ている物で、軽い割には、結構、強そうです。厚さ3mmで500x400mmのシートを3枚手に入れてきました。右はカットし終えたところです。一応、切り込みを入れて、きっちり噛み合わせ出来る様に設計しました。

   左は、シートを組み合わせて、シュラウドに組み上げた所です。軽いのでカーテンレールからつり下げるだけでしっかり固定できています。右は、シュラウドの全体を見たところです。左のラックをこのシュラウドにピッタリくっつくまで右に移動します。(線材がぶら下げてあって、見た目が汚いですね、でも、これって、とっても便利なのです。)
 煙草は吸わないので、蚊取り線香を使って空気の流れを確かめてみました。蚊取り線香をトランシーバの側に置くと、「すぅ〜っと」煙がラックの中の方に吸い込まれていきます。簡単に作った割には、結構、良い空気の流れのようです。これで、夏の運用も、少しは温度上昇を押さえられるかもしれません。

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