改訂:2006/01/10
1998以前の各国の土産(記憶は薄れている)
会社に入ってすぐの頃にヨーロッパに出張に行きました。初めての海外でした、1ドル=360円の時代です。そのころは、出発の時は伊丹空港に会社の人が10人ほど送りに来てくれたものだったのです。飛行機は直行便が無く、一度羽田まで飛んで、羽田からDC-8(古いなぁ、でもその頃の最新鋭機)に乗ってアラスカのアンカレッジでいったん着陸、給油のため5時間ほど停まって、更に冷戦の最中だったので、ソ連の上は飛べず、北極海の上を飛んで丸一日がかりでヨーロッパに行ったものでした。この時はウイーンやミュンヘンを回りました。
その後、何度か海外に仕事に行きましたが、次第に海外への出張も日常茶飯事となり、国内出張の延長という感じになって来ています。当時の通信はもっぱら電話とFAX、今ではeメールで国内にいるときと変わらない状態になっています。
アメリカやヨーロッパそれに東南アジアなどに何度も行きましたが、デジカメが無かった時代ですので写真は残っていません。わずかに現地で買ったお土産から当時を思い出したりします。最初の頃は仕事で精一杯だったし、持ち出し外貨も制限されていたので、お土産はチョコレートとタバコとウイスキーが定番だったのですが、次第に現地での珍しいものなどを土産にするようになってきました。
左:メキシコのティファナで買ったアステカの万年暦です。
右:コロラド州のデンバーで買った幌馬車の組立キットを完成させたところです。
左:ネバダ州のカーソンで買った不思議な置物、丸い部分と本体はつながって居らず、磁力で空中に浮いてくるくる回ります。
右:台湾の台北で買った龍の壁飾り、陶器で出来ていて結構大きくて重いもので、重厚感があります。
1998/07 ヨーロッパ各国(仕事で、写真無し)
今年の7月に仕事でヨーロッパに行ったときに電子メール及びNIFTY_SERVEのフォーラムを日本と同じように見続ける必要に駆られまして準備しました。出来てしまえばどうってこと無いのですが、行く寸前になってヨーロッパはモデムプラグの形状が違うよと教えられてあわてて準備したものです。英国、フランスのホテルで試してみましたが、新しいホテルではモデムジャックが準備されていますが、古いホテルでは、電話線を引っこ抜いて使うというようなことをやりました。それでも、交換機の種類によっては接続できないところもありました。スピードは33kで問題なくつながっていました。下記のツール以外に「ライン極性テスタ」や昔懐かしい「音響カプラ」等が有用だそうです。
TDKの海外用プラグ変換キット(CEX2814C)
国内モデム用ケーブルモジュラージャック(RJ11)をヨーロッパの電話線コネクタに変換するキットです。写真左からドイツ、英国、イタリア、フランス各国に対応し片側にRJ11のコネクタが付いています。
ACプラグ対応変換アダプタ
説明書によれば、写真左から英国(3ピン)、オーストラリア(ハの字型)、フランス・イタリア(4Φ丸長)、中国(5Φ丸短)、アメリカ・台湾(平並行)用をそれぞれ4Φ丸長または平並行に変換する。英国用とフランス用は実際に使ってみました。
NIFTY_SERVEへの接続
NIFTY_SERVEにはCompuserveのアクセスポイントを通じてアクセスすることが出来ます。私はNiftermにCompuserve用のスクリプトを入れてアクセスできました。日本でアクセスする場合とほとんど変わりません。料金は市内電話代とホテルの外線接続料金それにNIFTY_SERVEの海外接続料金が加算されます。国際電話をかけることを思えば、安いものです。詳細説明はNIFTY_SERVEの「海外からの接続について」に詳しい説明があります。
インターネットへの接続
インターネットへの接続にはGRICローミングサービスを使って、NIFTY_SERVE経由で各ホームページをアクセスすることが出来ます。一度つないでしまえば、いつもと同じ手順です。こちらも料金は市内電話代とホテルの外線接続料金それにNIFTY_SERVEの海外接続料金で済みます。詳細説明については
http://www.nifty.ne.jp/support/howto/oversea/roaming.htm
に詳しい説明があります。
モバイル端末の設定・ダイヤラーの設定
ダイヤラーは Windows 付属のダイヤラーを使っても良いのですが、アクセスポイントごとに設定するのは大変ですので、GRICdial というフリーソフトを導入します。
導入ソフト: GRICdial
最新バージョン: 2.1
ダウンロード先: http://www.gric.com/
詳細は上記ホームページを参照してください。
・ GRICdial を起動します
・ GRICdial を一旦終了します
・ スタート−プログラム−アクセサリ−通信ーダイアルアップネットワークを選択
・ GRIC というアイコンができているので右クリックする
・ 接続の方法で使用するモデムを選択する
・ 一応内容を確認しておく。モニタ音は最大にしておく。OKをクリックして終了する
・ もう一度 GRICdial を起動します
・ 国:Japan 市:Osaka を選択すると大阪のアクセスポイントが表示される
・ 選択したモデムに合ったアクセスポイントを選択し接続をクリック
・ プロバイダのログインIDとパスワードを入力する
・ 接続AP番号を確認する。接続不良はダイヤルプロパティの設定が間違っていることが多い
・ ダイヤルプロパティをクリックする
・ 所在地情報やダイヤル方法等を確認し、違っていたら修正する。
国名や市外局番、外線発信等にいくつかの設定をして一番下の電話番号表示がどのように変わるか試しておく。
この働きを十分理解しておくことが海外のホテルで外線発信を使うときの助けになる。
・ 設定が完了したらOKをクリックする
・ ダイヤルをクリックするとダイヤルを始める
・ うまくいけば、これでダイアルアップPPP接続できる
・ 接続できた状態ではダイヤルアップネットワークのダイアログを表示しておいた方が通信状態が良く分かる
・ うまくつながらないときは設定をもう一度確認する。
内線などから接続する場合はダイヤルアップネットワークの GRIC 設定で接続タグにある
トーンを待たずにダイヤルする をチェックするとうまくいくときがあります。
・ 一旦、接続された後はメーラーやWebブラウザなどを起動すればインターネットに接続できる。
このとき、メーラーやWebブラウザ等の接続設定はLAN経由の設定にしておく
・ 切断はダイヤルアップネットワークのダイアログから切断しないと回線がつながったままなので注意が必要です。
そのためにもダイヤルアップネットワークのダイアログは常に表示していた方が良い。
・ フォワード設定の確認
上の説明のように GRIC は日本にもアクセスポイントがあるので出張前に、テストメールを送り、
フォワード設定の確認をしてから出かけることをお勧めします。